2.2. システム構成

2.2.1. システム構成

データコネクトサービスのシステム構成図は以下のようになります。

①データアダプタはあらゆる種類のデータフォーマットの変換を行います。フォーマット変換はアダプターフロー毎に設定され、変換されたデータはデータコネクトコアに送信されます。

②データコネクトコアは受信したデータをリアルタイムで配信するデータ連携基盤です。リアルタイムでデータ利用者（Pub/SubモデルにおけるSubscriber）にデータを送信する（Subscribe）ことができます。同時にデータカタログへデータを連携します。

③データカタログは、流れているデータや蓄積されているデータをカタログ化する機能です。カタログという単位でデータを管理します。データはデータレイクに蓄積することができ、RestAPIによるデータ取得が可能です。また、データ利用者・提供者はブラウザからデータを登録または取得することができます。

2.2.2. ロール種別

本サービスには、システム利用者に6つの役割（＝ロール）が用意されており、アカウントに対してそれぞれの役割を付与します。 それぞれの役割によって、システム操作で許容されている権限が異なります。

Note

〇：操作可能、-：操作不可

オペレーション	システム管理者	Tenant管理者	OwnerA	OwnerB	OwnerC	User
カタログ参照 自身のアカウント参照/更新	〇	〇	〇	〇	〇	〇
カタログのファイル登録 サブスクライバー管理 取得APIトークン参照 自テナントログ参照	〇	〇	〇	〇	〇	-
カタログ作成/変更/削除 カタログのファイル削除/更新	〇	〇	〇	〇	-	-
カタログ開示操作 取得APIトークン管理	〇	〇	〇	-	-	-
テナントとアカウントの管理 自テナントと他アカウントログ参照 自テナントタグ・テンプレート管理 マッチングルール管理	〇	〇	-	-	-	-
テナント作成/変更/削除 管理者向けログ参照 ニュース操作 システム共通タグ・テンプレート管理 タグカテゴリ管理	〇	-	-	-	-	-

※上記はサービス標準の設定となります。実際の設定については管理者にご確認ください。

※システム管理者・Tenant管理者もカタログ作成等が可能ですが、カタログ作成等を行う場合は、別途 OwnerA以下のアカウントを作成して利用することを推奨しています。

各オペレーションの詳細は以下です。

オペレーション	内容
カタログ参照	カタログ情報（タイトルや概要などのメタデータ）の参照
自身のアカウント参照・更新	自身のアカウントのアカウント名・パスワード・メールアドレス等の参照/更新
カタログへのファイル登録	ファイル/リンクカタログへのファイルの登録
サブスクライバー管理	データアダプタを経由して受信したデータを外部システム（サブスクライバー）にリアルタイムで送信する設定の登録/変更/削除
取得APIトークン参照	カタログデータの取得API仕様の表示 APIトークンの取得
自テナントログ参照	APIや周期処理等で出力されるログの参照
カタログ作成/変更/削除	カタログ作成/変更/削除 カタログ情報（メタデータ）のエクスポート
カタログのファイル削除/更新	ファイル/リンクカタログに登録されているファイルの更新/削除
カタログ開示開示操作	自身が所属していないテナント（他テナント）のカタログデータを利用する際のデータ開示の要求 他テナントからカタログの開示要求があった際の許可/拒否操作 他テナントに開示しているカタログの開示停止
取得APIトークン管理	カタログデータの取得APIトークンの生成/変更
テナントとアカウントの管理	自身が所属しているテナント（自テナント）の情報参照/変更
自テナントの他アカウントログ参照	自テナントの全アカウントに関するログ情報の参照（ログインやカタログ作成など）
自テナントタグ・テンプレート管理	自テナントで利用できるタグの作成/変更/削除 自テナントで利用できるカタログ作成テンプレートの作成/変更/削除
マッチングルール管理	イベントマッチングルールの作成/変更/削除 イベントマッチングルールの参照
テナント作成/変更/削除	テナントの新規登録/テナント名などの情報変更/テナントの削除
管理者向けログ参照	全アカウントに関するログ情報の参照
ニュース操作	利用者へのGUI上の通知（ニュース）の登録/削除
システム共通タグ・テンプレート管理	サービス内の全テナントで共通で利用できるタグ・テンプレートの作成/変更/削除
タグカテゴリ管理	タグカテゴリの参照/作成/変更/削除